ぷらんびー

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ワンダーエッグ・プライオリティ6話所感

※ネタバレ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回心底上手いなと思ったのは、最初からアイが母と先生がいつも家で話をしてるのを複雑な表情で見てるけど、それは親友の小糸が自殺した原因を先生が作ったのではないか?って疑惑からだということになってて(それまでの情報から)
でも実はこれはミスリードで、3話だか4話で、絵のモデルになってる回想シーンが挿入されて、コンプレックスであるオッドアイを肯定してくれる言葉をかけられてる。

 

この回想でお客様さんは「お?」って思うんですよね。小糸ちゃんが先生を好きなのは知ってたけど、2人きりの場面もあったんだ…って。ここで小さな種を植え付けておいて。

みんななんとなく、頭の隅っこに(いやーまさかね?)って感じの感情を抱えたまま物語を追う。

 

して6話で明かされた母と先生の関係とアイの思いの伏線が回収されて、実はアイの視線には別の意味があったということが明るみになる。

 

つまり今回の件で小糸を生き返らそうとしてるのは、親友だからとか、自殺した原因が知りたいの他に、先生とどういう関係だったのか小糸自身から聴き出したいって感情がアイにはあるって事実が判明したということだと思うんですよ。

でもそれそのものをアイが自分自身の感情を完全に自覚できてないってところが、思春期の心の有り様の描き方として秀逸なんですよね。